https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

江藤淳と小沢一郎・・・江藤淳の「それでも『小沢』に期待する」を読む。

竹下派内の小沢派と反小沢派の抗争劇は,実は冷戦後の国際環境の変化に対する日本の政治の、遅まきながらの対応だと私は見ています。つまり冷戦後の国際情勢や世界経済の現状は、従来の文節化では説明しきれないからこそ混乱ないしは混沌とわれわれの眼に映じている。全く同様の、国内の政情も従来の分節化の枠内で見ていたのでは,相も変わらぬ派閥抗争、猿山のボス猿争いに見えてしまう。だが、そいう見方では事柄の本質に穿ち入ることができないのではないか。これが夏以来の政局を観察して得た私の最初の感想です。