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野田、小沢“恫喝”に屈服!真夏の永田町で繰り広げられる権謀術数

 野田首相は3日、民主党輿石東幹事長を首相官邸に呼び、法案の10日採決を指示した。これは自民、公明両党をつなぎ止める目的がある。


 当初、政府・民主党は早期の衆院解散・総選挙を回避するため、20日以降の採決を狙っていた。これに対し、自民党は8日採決を求め、受け入れられない場合には参院に問責決議案を提出する方針を決めた。こうなると可決は確実で、参院での審議はストップし、法案は成立せずに野田首相が退陣か解散の判断を迫られる展開もあり得た。

 また、小沢氏ら、自民、公明両党を除く野党7党の党首が3日午後、国会内で会談し、消費税増税法案の成立阻止に向け、不信任案を提出する方針を確認した。早ければ7日になりそうだ。


 共産、社民、みんな3党が呼びかけた形になっているが、不信任案提出には51人の議員が必要なため、主役は47人の会派を率いる小沢氏だ。党首の1人は「シナリオは小沢氏が書いたようなものだ」と明かした。


 小沢氏は2日夕、自ら衆院委員部に電話をかけて、過去の不信任案の事例を細かく問い合わせた。さらに3日の党首会談後には、衆院議員会館の自室で盟友の鳩山由紀夫元首相と会談した。不信任案への同調を働きかけたとみられる。

自民党内には早期の衆院解散を目指す以上は「不信任案に反対するのは難しい」(党幹部)との声や、独自に不信任案を提出すべきだとの主戦論も強まっている。