https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

グロース氏:2桁リターンもたらす「信用拡大の時代」に幕

グロース氏は「信用に基く米金融システムには、過剰な脂肪と低すぎる金利による負担がかかっている」とし、銀行セクターに「際限なく」流動性を供給したにもかかわらず貸し付けの刺激とならなかったことについて、「各国中銀は信じ難い思いに捉われている」と指摘。銀行の自己資本規制や個人投資家が損失を恐れていることなど構造的な障害を背景に、金融当局が政策効果を期待したゼロ金利は景気回復の端緒とならなかったと解説した。


そのうえで、「過大な債務はいずれ強制的なダイエットとレバレッジ解消を引き起こす。これは2008年のリーマン・ショック以降続いてきたプロセスだ」と記述。「家計ばかりか金融機関や多くの国がカロリー消費を抑えた結果、成長が鈍化し、一部の国ではリセッション(景気後退)や不況に近い状態に陥っている」と続けた。