「月齢20カ月以下」だった米国産牛肉の輸入条件が「30カ月以下」に緩和され、小売り大手セブン&アイ・ホールディングスは15日、傘下のイトーヨーカ堂とヨークベニマルの一部店舗で16〜18日、月齢20〜30カ月の牛肉約3トンを限定販売する、と発表した。
通常価格の最大5割引きで販売する。例えば「肩ロース薄切り」は100グラムあたり148円。販売店舗は、都内のイトーヨーカドー3店と福島、栃木両県のヨークベニマル3店。3月以降は全店に拡大する。
牛海綿状脳症(BSE)対策による米国産牛肉の輸入規制が今月1日に緩和された後、対象の牛肉が店頭に並ぶのは大手スーパーで初めてとなる。
このほか「ダイエー」や「西友」なども、来月から規制が緩和された牛肉の販売を始めるほか、牛丼チェーンなど外食業界でも利用を拡大することにしていて、アメリカ産牛肉の輸入は増加しそうです。