https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

侯爵様はパッショネイト・その1。@ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌

 正塚先生は、演技指導の折、すべての役を自分でやってみせるのだと聞く。女性の役も子どもの役も、彼自身が全部ひとりで演じる。


 正塚節と言われる独特の台詞、会話は、そうやって正塚自身から役者たちにコピーされていくんだろう。

 多くを語らない会話。
 説明台詞はなく、「ああ」「うん」だけで進む。体言止めや文章の途中であとは省略されたような言葉が、山ほど。
 カイトとエリは最初から惹かれあっているわけだし、カイトのケガをきっかけに、恋人同士にまで発展するわけだが、そこにはなんの説明もない。
 愛の告白も、ラブシーンもない。

 それと対極を為すのが、もうひとつのカップル。
 バイロン侯爵@ともみんと、カテリーナ@せしこ。


 このふたりは、正塚らしくない。
 つか、正塚があえてやらないものばかりで成り立っている。


 つまり、なんでもかんでも全部、台詞でしゃべる。


 おかげで、説明台詞のオンパレード。
 なにがどうしてどうなって、そのとき私はどう思って、それでこうしたんだ。
 あのときああしてこうして、だから私はこう思って、それでああしたのよ。


 そして、愛を語りまくる。

伝える言葉、選ぶ言葉。@ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌

 言葉にして伝えなければ、通じないんだ。現実問題。
 「目と目を見れば通じあう」とか「愛し合う宿命だから、言葉はいらない」とか、ありえないから。

 過剰な情報は極力シャットアウトし、少ない会話から背景を想像させる「正塚節」だからこその、山野の描き方。


 いやあ、正塚せんせのこーゆーところ、ほんと好きだわー。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130301#1362148472
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100313#1268491602


中森明菜  「別れの予感」 akina nakamori wakarenoyokan - YouTube
別れの予感 - YouTube


テレサ・テン - 恋人たちの神話 - YouTube



http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100314#1268526260小川彩佳
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100315#1268663254市川寛子@髪を切った私に〜)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100315#1268611385加藤真輝子1)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100316#1268698836加藤真輝子2)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100316#1268748454市川寛子@ハートのイヤリング)