アメリカ国土安全保障省の部局の１つ、ＴＳＡ＝運輸保安局は５日、声明を出し、２００１年９月の同時多発テロ事件以降、飛行機の機内への持ち込みを禁止していた刃渡り６センチ以下の小型ナイフについて、来月２５日から持ち込みを認めると発表しました。
その理由についてＴＳＡは、より危険な爆発物などの持ち込み検査に人員を集中させるとともに、小型ナイフの持ち込みを認めている国際機関の水準に近づけるためだと説明しています。
これについて首都ワシントンの空港の利用者からは、「スティックやゴルフクラブであれば気にしないが、ナイフとなると話は別だ」とか、「銃を持ち込むのと同じくらい危険だ」などといった批判の声が相次ぎました。
