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自分の産む価値をお金に換えたいなら 好きなこととやるべきことを追求しよう|ピカソの秘密|ダイヤモンド・オンライン

 いつか、スタジオジブリ宮崎駿監督が、テレビのドキュメンタリーで「僕は才能の奴隷です」と話していたことを思い出す。考え悩み抜いて作品に魂を込める宮崎氏の姿勢は、まさにプロフェッショナルの仕事そのものである。


プロフェッショナルとは、神にプロフェス(宣誓)する存在である。プロは、顧客や社会、自分の状態を考慮に入れながらも、あくまで「神との契約」に基づき、みずからの美学、使命(ミッション)に従って仕事を遂行する。

 どうすれば自分の使命(ミッション)をみつけ、それに従って生きることができるのか?使命を見つけるのは、大変なことのように思われる。

 ひとつの物事が結実して目に見える価値(バリュー)になることは、才能と、長い歳月の努力とコミットメントの結果である。だから、目に見える結果だけを評価してはならない。それが生まれ出る原因に、目を向けなければならない。

 使命を見つける最良の方法は、実はそれを探すことではない。先に書いたように、使命は自然に授かるものだ。僕たちがやるべきことはといえば、使命を探すこととは逆に、使命でないもの、つまり、私心・私欲(ノイズ)を濾過して、自分をニュートラル(透明)な存在に徹底していくことである。

 僕たちの人生は、僕たち自身で形づくらなければならない。自分の人生を自分でデザインするということだ。デザイン(design)の語源は、デ(de:削る)・ザイン(sign:形作る)である。これはラテン語「ノイズを削り落とし、本質を磨き上げること」を意味する。

ただ目の前の仕事を、愚直に丁寧にこなし続けることだ。そのプロセスの果てに、いつか自分の使命(ミッション)とはこれだ、と気づくときが必ずくる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130301#1362148473(Less is more)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130219#1361283642(金剛石・水は器)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120711#1342017940(召命)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080229#1204270233(calling)


『孟子(下)』
P70

孟子曰く、人は為さざることありて、而る後以て為すことあるべし。