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中国、周人民銀総裁続投で金融改革を継続へ

周総裁続投は、世界経済情勢が不透明な中、人民銀行がこれまでの金融政策を継続し、長期的成長を維持するために市場原理が働く改革を深化させようとする当局の意向を示している。

周小川氏は、中国人民銀行総裁再任に先立ち、国政諮問機関である全国政治協商会議の副主席に選出されている。周氏は1月に定年の65歳に達したが、副主席になると定年規定が免除されるため、人民銀行総裁を続投するとの観測が出ていた。


ただ、定年という障害はなくなったものの、周総裁が今後、どの程度の期間、総裁を続けるかは不明。

指導部に近い関係筋は、周総裁には、資本規制緩和などの改革が求められている、と述べた。アナリストは、人民銀行が2015年までに人民元を基本的に交換可能にすることを目指すとみている。

周総裁の目先の課題は、インフレの抑制だ。2月の消費者物価指数(CPI)は10カ月ぶりの高い上昇率だった。


周総裁は13日、中国はインフレ期待を安定化させる必要があるとし、人民銀行の最優先課題として物価上昇リスクを注意深く管理する姿勢を示している。