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ローマ法王:清貧の姿勢、ブラジルの若者も好意的 毎日jp(毎日新聞)

 一方、法王到着直後の22日夕、デモに駆け付けたリオ連邦大学生のブレノ・ボテリョ・リベイロさん(23)は「デモ隊には法王の言動を好ましく思っていない人々もいる。私は宗教を組織化して、人々をコントロールしようとするカトリック教会の階級制に反対だ」と打ち明ける。

 法王への熱烈歓迎ムードに沸くカトリック側はおおむね反政府デモに理解を示す。ブラジル南部パラナ州の大学生、ナタリア・コルシさん(20)は「カトリック教徒の若者が(社会の)『変革』を望む気持ちは反政府デモに参加した人と同じだ」と語る。AP通信によると、ブラジル司教協議会は6月下旬、非暴力を条件に「デモに対する連帯と支持」を表明した。こうした教会の姿勢を踏まえ、フランシスコ法王もブラジル訪問にあたり若者の社会参加を促している。

 カトリック教徒約12億人の4割強が集中する中南米諸国の中でもブラジルは1億数千万人のカトリック教徒を擁する世界最大のカトリック国。だが、近年、歌や踊りで若者を引き付けているプロテスタント系に信者が流れる傾向が続き、これまで以上に、若者の声に耳を傾ける重要性が高まっている。