第1回 人生の一大事は「なんとなく」で決まる 脳科学で挑む、95%の無意識|なぜ脳は「なんとなく」で買ってしまうのか?|ダイヤモンド・オンライン
「あなた、なぜ私と結婚したの?」
「うーん、なんとなく」
「なんですって?」
「いや、まあ、なんというか、なんとなく好きになっちゃったんだな」
「ひどい。あなたって、『なんとなく』で結婚を決めちゃう人なわけ?」
「いや、そういうことじゃなくてさ、う〜ん、料理がうまいし、当時は色白でぽっちゃりでかわいかったし」
「…」
ハーバード大学ビジネススクールの名誉教授、ジェラルドザルトマン博士によると、人間の思考(Thinking)の95%は無自覚に起こっているという。
今、あなたが手に触れているマウスの感触、座っている椅子の右尻に感じている圧力や、かすかに聞こえている部屋のエアコンの音など、こうしている間にも、あなたの脳はたくさんの情報を取捨選択しながら最適な判断(お尻を掻いたり足を組み直したり)を下しているが、そのほとんどは意識に上がってくる前に自動的に処理されている。
ところが、そこであえて「なぜ?」を問われると、この自動システムとは別の理性のしくみが動きだす。
直感と理性、この2つが常に100%整合しているのなら、マーケティングはシンプルだ。しかし人間は必ずしも、無自覚の時の直感的判断と、自覚している時の論理的判断とが整合するとは限らないらしい。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130102#1357135623
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130719#1374232827
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130609#1370779651
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110920#1316528301