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半沢直樹:プロデューサーに聞く「倍返し」秘話、タイトルへ込めた思い 毎日jp(毎日新聞)

サラリーマンもの、経済ものといわれているが、基本的には半沢直樹」という人の生き様を描いているドラマです。悪いことをしているやつとか、自分に罪をなすりつけようとするやつは許さない、という彼の生き方を描いた舞台が、たまたま銀行だった。

 嫌われないような工夫はないですね。悪いやつは悪いんだから、とことん相手をやっつけるのが半沢。罪をすり抜けようとする人は徹底的に許さない。谷底まで落としきるという強さが逆にいいんじゃないか。でも(嫌われないようにという)配慮くらいはあるかもしれない。半沢は自分の悪い所を認めている人に対しては割と優しくて、それはきちんと描いています。

 企画を立てるときには「悪いやつを許さない男」と書きました。

 TKOの木下(隆行)さんの演じる白水銀行の油山は、原作のキャラクターに、大学時代の同期という設定を加えたオリジナル。敵の銀行だけれど、同期だったりすると距離が近くなって話せるという演出をちょっと足させてもらった。(滝藤賢一さん演じる)近藤は出番多いですね。バブル組の同期入社は、誰かが出世したら他は出世できないライバルなんですよ。でもお互いに協力し合いながら、近藤は“片道切符”といわれる出向先でどうしていくか、半沢はそれにどう接していくかを見てほしい。

 −−湯浅社長を(笑福亭鶴瓶さんの息子で俳優の)駿河太郎さんにしたのは?


 理屈じゃなくて、勘でキャスティングしているので何ともいえないんですが、湯浅社長は、ホテルの2代目社長として、甘えているわけではないけれど、設定上甘えている感じがあり、でもそこから脱却しようとしていく役。鶴瓶さんと何度か仕事をしていて、(駿河さんにも)会ったことがある。彼は人懐っこさがありながらも芯がぶれないんですよ。変な存在感があるんで、うまくこの役に合うんじゃないかとお願いしてみた。半沢を味方に付けていながら、半沢を裏切るんじゃないか?というところを演じてほしい。

 堅苦しく考えずに、半沢と一緒にいろんな悪いやつを懲らしめてもらえれば。半沢の生き様に、自分の人生の生き様を重ねて楽しんでください。