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「排外主義的ナショナリズム」、あるいは「ヘイトスピーチ」- 文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』

私の考えでは、ヘイトスピーチ問題の本質は、内在的批判にしろ外在的批判にしろ、それだけでは捉えられない問題を含んでいると思う。

私は、在特会や保守論壇、保守政界一部のヘイトスピーチ的言動を 、有田ヨシフ議員や鈴木邦男「一水会」顧問らのように、つまり他人事のように批判・排除すれば、それで問題が解決するとは思わない。とりわけ、右翼や保守を名乗る思想家や政治家、文学者ならば、ヘイトスピーチ的言動に走らざるを得ない一部国民の絶望と怨念、ルサンチマン・・・を内在的に理解し、それを、深い集合的無意識の底から汲みあげ、代行・代弁し、「作品化」する努力が必要だろう。それをしないならば、「新保守」とか「新右翼」とかの名が泣くというものだ。