コーナン不明朗取引:女性取締役側、取引先から無断で報酬 毎日ｊｐ(毎日新聞)
複数のコーナン関係者によると、ハルカムは遅くとも２００９年以降、東京都内の食品販売会社から毎月数十万円をアドバイザー料として得ており、年間約４００万円に上るという。この会社はコーナンの複数の店舗にコーヒー豆の納入や、飲食店の出店などをしている。同社社長は取材に、「女性取締役から飲食店での販売方法についてアドバイスや指導を受けており、月３０万円程度支払う契約をハルカムと結んでいる」と説明した。
コーナンの役員規定は、役員が取締役会の承認を得ずに「自己の事業を営み、または他の職務を兼任すること」を禁じ、就業規則も会社の許可なく営利行為や報酬を得ることを禁止している。しかし、女性取締役はアドバイザー料について取締役会の承認を得ていなかったという。
コーナンの疋田耕造社長は取材に対し、「食品販売会社とは１５年ほど前から付き合いがあるが、ハルカムがアドバイザー料を受け取ることは聞いておらず、許可もしていない」と話している。
