特に混雑した電車のように、間合いを保つことが出来ない場所に行く際は、自分の間合いの内側に入るひとを確認しておく必要があります。それを怠っても、大抵は事故や事件に繋がることはありませんが、万一、危険な人物がいると取り返しがつきません。
外で歩いている際、周囲に行き届いていれば、自分の後ろを歩く人の氣配も分かるものです。
何かが起こって、それを目で確認してから対応すると動作は遅れます。
身体が動く前には必ず心が動いており、氣も動いています。身体には形がありますが、心や氣には形がありません。したがって、訓練をしていない人はどうしても形あるものに目を向け、その結果、対応が遅れます。