https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

英国の回復は鈍いペースに、弱いユーロ圏経済が重し=中銀総裁 | Reuters

カーニー総裁は議会証言で、主要な輸出市場であるユーロ圏の需要が非常に低調なことから英国の成長は当面抑制される公算が大きいと指摘。「持続力のある力強い回復となる可能性は高くない」と述べた。

今年の英国の成長ペースは他の先進国を上回っているが、個人消費が回復をけん引する一方、ユーロ圏債務危機の余波などで輸出は鈍いままだ。

総裁は「企業の設備投資にもまだ急回復は見られない」とし、「生産性も危機前の水準にとどまっている」と述べた。


「経済が再び拡大し始めたのは歓迎すべきことだが、成長を始めても平常時に戻っていない」とし、経済は依然として下支えを必要としているとの見方を示した。


その上で「非標準的な景気刺激策の調整を検討することが適切になるまでには景気回復がしばらく続く必要がある」と語った。


また、英中銀の金融監督委員(FPC)は住宅市場のリスクをとりわけ注視していると述べ、「段階的かつ釣り合いのとれた」措置は将来のより大規模な措置の必要性を低下させるとの見方を示した。