https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

普天間問題 公明党沖縄県本は仁王立ちする(屋良朝博) - Yahoo!ニュース

以下は、金城幹事長インタビュー(19日、那覇市


―沖縄問題をめぐる政府の対応をどうみている。
金城「差別以外に説明できない。先の大戦で沖縄は本土防衛の盾とされ「捨て石」にされた。戦後は天皇メッセージで米国に沖縄を質入れし、基地の島にした。いま、普天間辺野古に押しつける。本土に適地がないというだけの理由だ。石破自民幹事長が沖縄選出国会議員に辺野古容認を無理強いし、記者会見でさらし者にしたあの場面はまさに琉球処分そのもので、胸がかきむしられる思いだった。政府が普天間を危険だと認識するなら、まずは飛行を停止させるべきだ。(日米の返還合意から)17年も放置し、この間にヘリ墜落もあった。危険性を除去するため、固定化をさけるための辺野古移転と説得しようとするが、ふざけるなと言いたい。本音がすけすけだ。言行が見事に違う」


―自民の沖縄選出国会議員は選挙公約を破棄した。
金城「彼らは生涯、屈辱の十字架を背負わされた。政治家としての核心部分を失った。何を言っても有権者の信用は得られないだろう。そうさせた自民中央に対しては、県民をなめやがって、と言いたい。腕力でねじ伏せれば、どうにでもなると思っているのか」


―自民は沖縄の選挙区で、公認候補が辺野古反対を主張することを黙認し、選挙後に恫喝し、公約違反を強要する。怖い手法ですね。
金城「議員たちに圧力を押し返すだけの論理構築がなかった。勉強していない。『普天間が固定化するぞ』と脅され、『危険性の除去』でうなずく。(海兵隊の運用などを)ちゃんと勉強していれば、ケンカもできたはずだが、腕力でやられてしまった。沖縄の置かれた歴史的立場、軍と県民との関わりなどが整理されていないのではないか。今からでも心ある人が立ち上がってほしい」


―「自公協力」は変質する?
金城「距離感を計るのに頭が痛い。我々がまさに仁王立ちしなければならない」


―今後の展開をどう考えるか。
金城「知事の判断がまだなので、今後の展開も見通せない。ただ我々はこのスタンスを堅持する。米軍再編の中で海兵隊撤退にまで持ち込めれば理想的だ」


―名護市長選挙への対応は
金城「先週、選挙協力の要請を受けたばかり。党内議論するが、知事に出した辺野古反対の提言内容と極端に外れるわけにはいかんでしょう」


辺野古反対イコール反米、反安保とレッテル張りが始まる。提言書で主張したようなまともな議論ができないのではないか。
金城「むしろ日本国家を救うのは沖縄だと思う。政治の中で批判力が落ちている。特定秘密保護法について国会議員がどれほど中身を理解しているのだろうか。マスコミにも先導役となっている新聞がある。国民は台所に響く消費税には関心あるが、外交防衛問題への関心は薄い。日中関係をめちゃくちゃにした石原慎太郎氏の愚かさを批判する声はついぞ上がらなかった。挙げ句には、中国怖い、海兵隊が必要だ、オスプレイも必要だ、と短絡的に結び付けていく。政府のプロパガンダに踊らされる国民のレベル低下、メディアの堕落。憂うべき国情ではないか。沖縄がアンチテーゼとして問題提起し、ある日、何かのきっかけで国民が理解してくれる日が来ないだろうか。沖縄側の主張は極端ではないことが分かる時、安倍政権の本質が見えてくるだろう。アベノミクスだけで支持率を上げ、国家安全保障会議や特定秘密保護、そして集団的自衛権を隠し持つ。臭気ぷんぷんだが、国民がこの危うさにピンときていない。あの危険性になぜ敏感に反応しないのかが分からない」