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フェルドシュタイン教授らが今年の米国経済の成長加速を予想 - Bloomberg

ハーバード大学のマーティン・フェルドシュタイン教授は4日、フィラデルフィアで開かれた米経済学会(AEA)の年次会合で、「2014年はより良い年になる」と予想。「われわれが適切な政策を取るのであれば、近い将来に悲観的になる理由はない」と言明した。


レーガン政権で大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務めた同教授は、財政政策による足かせが弱まりつつあることや、株価と住宅価格の上昇で家計資産が過去1年で8兆ドル(約840兆円)増えたことを指摘した。


サマーズ元財務長官と米スタンフォード大学のジョン・テーラー教授(元財務次官)も、今年はより力強い成長が可能だと述べたが、成長拡大のために政策当局者に何ができるかに関しては意見が異なっている。


サマーズ氏は「多少楽観的であることについてフェルドシュタイン教授に反論はないが、全てが順調だと言うのは誤りだ」と指摘。テーラー氏は今年の成長に関して、「改善されるだろうが、私にとってはなお満足がいかず、成長は潜在的な水準に達しない」と述べた。


フェルドシュタイン氏、サマーズ氏とも成長促進のため運輸などのインフラプロジェクトへの政府支出を増やす複数年プログラムを提唱した。サマーズ氏は「積極財政が現在の問題に対する正しい第一の対応だ。需要を増やす必要がある」と述べた。


テーラー氏は政策当局者の予測不能な行動と過度の介入が景気見通しについて企業や消費者を混乱させ、経済を損ねたと批判。銀行救済に関する明確さの欠如や予算をめぐる議会の対立、米金融当局による債券購入などを列挙し、「不振の原因のリストに政策を入れる必要がある」と語った。


これに対し、サマーズ氏は病気の時に薬を処方する医者を例えとして挙げ、過去の慣行から逸脱しても異例の措置を取ることは有意義な場合が多いと反論した。

Feldstein to Summers Forecast Quickening U.S. Growth This Year - Bloomberg