パウエル、ブレイナード両氏とバイデン氏がホワイトハウスで個別面談 https://t.co/iEeuWigJg2
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) 2021年11月5日
バイデン米大統領は4日にホワイトハウスで、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長、ブレイナード理事と個別に面談したと事情に詳しい関係者複数が明らかにした。次期FRB議長の人事についてはまだ決定していないという。
パウエル氏がFRB議長に再任されない場合、ブレイナード氏が最有力候補と目されている。トランプ前大統領の指名でFRB議長に就任したパウエル氏の任期は来年2月に切れる。
パウエル氏再任の可能性は議会で幅広い賛同を集めているほか、イエレン財務長官も支持を表明している。一方、進歩派の一部は議長交代を求めてバイデン氏に圧力をかけている。
ブレイナード氏は金融規制などの問題においてパウエル氏よりも進歩的とみられている。指名された場合、与野党がきっ抗する上院ではすんなりと承認されない可能性がある。
バイデン米大統領、FRB議長の指名近く発表へ-速やかに行うと表明
原題:Biden Met Powell, Brainard at White House as He Mulls Fed Pick(抜粋)
#FRB
サマーズ元米財務長官がクルーグマン氏の見解に異議-金融政策巡り https://t.co/AgacGNeh3Y
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) 2021年11月6日
サマーズ元米財務長官は5日、米金融当局に利上げの機が熟すまで待つべきだと呼び掛けたノーベル経済学賞受賞者ポール・クルーグマン氏の見解に異議を唱えた。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、労働市場のスラック(たるみ)を取り除くことに金融当局が重点を置き過ぎており、経済やインフレの過熱を招来しかねないとの考えをあらためて示した。クルーグマン氏は先週の米紙ニューヨーク・タイムズのコラムで、「需要が弱まっても金融当局にはあまり利下げ余地がないため、利上げを急ぎ過ぎるのは大きな過ちとなる恐れがある」と指摘していた。
サマーズ氏はインタビューで、もっと後になって一段と強力なインフレ抑制策を講じるよう余儀なくされれば、一層深刻なリセッション(景気後退)につながる可能性が大きいとして、今のうちに行動して景気拡大ペースを落としておいた方が良いと語った。
また、5日発表の10月の米雇用統計からは「需要面が極めて強力である一方、供給面はあまり力強くない経済状況が分かり、過熱のリスクがある」と述べ、「インフレ加速を招いても、金融当局にはソフトランディング(軟着陸)を成し遂げる証明済みの能力はほぼ皆無だ」と警告した。
米雇用者数、予想上回る53.1万人増に加速-失業率4.6%に低下 (2)
原題:Summers Says He Disagrees With Krugman on Fed’s Inflation Risk(抜粋)