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アングル:NISAの稼働率低迷、長い「待ち時間」に冷める投資熱 | Reuters

申し込みから実際の口座開設までかなりの「待ち時間」がかかり、その間に投資家の「意欲」が冷めてしまうという事情がある。大きな障害として関係者から意識されているのが、4─6週間かかる税務当局の重複口座の確認作業だ。金融機関の関係者からは政府に対し、改善を求める動きも出てきた。

国税庁によると、NISAの口座開設数は2013年末時点で約475万件となり、政府が2020年の目標とする1500万件の約3分の1に到達した。


しかし、ロイターが証券会社と銀行の計8社に対して問い合わせたところ、口座の稼働率は平均で2割程度にとどまっている。口座数ベースでは出だし好調だが、今のところNISAを通した取引はそれほど活発ではない。


その原因は長い「待ち時間」にあるようだ。「1カ月半もすれば相場も変わるし、待っている間に投資熱も冷めてしまう」と前出の男性は話す。さらに足元の市場動向が下落基調にあることから投資意欲が湧かず、NISA口座が開設されても利用するかどうかは分からないとしている。