五輪＝ソチ大会が開幕、冬季史上最多の87カ国・地域が参加 | Reuters
聖火リレーの最終走者はアイスホッケーのウラジスラフ・トレチャク氏とフィギュアスケートのイリーナ・ロドニナさんの五輪金メダリストが務めた。
大会は２３日まで行われ、冬季大会史上最多の８７カ国・地域などから約２８７０選手が出場し、７競技９８種目を実施する。
ソチオリンピックの開会式の冒頭、会場の中央で、雪の結晶をかたどった５つの電飾が広がって輪になり、オリンピックのシンボルマークを表す仕掛けが登場しましたが、このうち最も右側の１つが予定どおり広がらないハプニングがありました。
その後、４つの輪に遅れる形で最後の１つもきれいな輪になりましたが、その前に画面は別の映像に切り替わり、国営のロシアテレビでもいったんは「輪になりませんでしたね」と残念そうに伝えていました。
これについて、ＡＰ通信など一部のメディアでは、４つの輪だけが広がった当初の様子を写真付きで速報で伝えたほか、インターネットの投稿サイト、ツイッターでも話題になるなど、ちょっとした騒ぎになりました。
ソチオリンピックの開会式は、プーチン大統領の意向を受けて、「ロシアの夢」をテーマに演出されました。
７年前にみずから招致したオリンピックを主催することは、プーチン大統領の「夢」でもあり、プーチン大統領は、開会を高らかに宣言し、みずからの夢を実現しました。
開会式では、「冷戦時代に築かれたロシアに対するイメージを打ち破りたい」という構想のもと、大がかりな舞台装置を使って、ロシアの広大な国土や自然、帝政時代からの歴史が紹介されました。
また、チャイコフスキーなどロシアの代表的な作曲家による音楽や、世界的に有名なバレエダンサーの踊りも披露され、文化の豊かさを印象づけました。
こうした盛大な開会式は、ソビエト崩壊後の混乱から立ち直って、ロシアがオリンピックを開催できるまで国力を回復したことを内外にアピールするねらいがあったとみられます。
またプーチン大統領は、世界を率いる指導的な国々の一つになることを目指しており、各国の首脳を招いてロシアの威信を示し、国際社会でのロシアの存在感を高めるねらいもあるものとみられます。
痛いニュース(ノ∀`) : 【画像】 ソチ五輪開会式で五輪開かず四輪に プーチン激怒
五輪＝開会式でハプニング、一輪開かず「四輪」に | Reuters
ロシア最大のテレビ局トップで開会式の総合プロデュースを担当したコンスタンチン・エルンスト氏は「輪が開いていく演出のところは最も単純な技術トラブルだった」とコメント。
同氏は続けて、「２時間半に及ぶ開会式全体で見れば大きな問題ではなかった」とし、それ以外の部分はすべてうまくいったとの認識を示した。
五輪になるはずが四輪に…会見で「精神が大切」 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
総合演出したコンスタンチン・エルンスト氏ら制作陣は開会式後の記者会見で、「五輪の精神が伝わることが大切で、五輪マークが完成するかしないかは問題ではない」と強調した。
開会式は生中継されたが、露国営テレビなどでこの場面は放映されなかった模様。国営テレビが開会式後に放映した映像では、この装置の形が変化し始めたところで映像が切り替わり、再度、この装置が映し出された時には五輪が完成していた。
BBC Sport - Sochi 2014: Winter Olympics opens with glittering ceremony
There was a minor glitch early on when one of five giant snowflakes failed to open up to form an Olympic ring, leaving the Games' symbol incomplete.
However, the ceremony director Konstantin Ernst played down the incident, saying: "Zen buddhists have a saying that if you have the perfectly polished ball, leave a nick in it so you can understand just how perfectly it is polished.
"No normal person would get distracted by one snowflake that did not open from the story that is being told over two and-a-half hours."
開会式の演出を巡っては、２０１０年バンクーバー冬季五輪でも、聖火台を構成するはずだった４本の柱のうち１本が地上からせり上がらない失敗があった。
【ソチ五輪】国力露呈 「プーチンの五輪」 内政も課題山積 - ソチ冬季五輪2014 - MSN産経ニュース
プーチン大統領の号令の下、ロシアが威信をかけて準備を進めてきたソチ冬季五輪は、宿泊施設が開幕直前まで完成しないなどトラブルが続いた。強権的な政治手法の行き詰まりや蔓（まん）延（えん）する汚職体質が、五輪の準備態勢に影響を与えた観さえある。欧米に肩を並べるまでに「復興」を遂げたことを示すはずだったソチ五輪は、現在の国力がそこまで到達していないことを象徴しているようだ。
プーチン氏の１期目の大統領就任以降、年平均７％だった経済成長は昨年には１・３％まで落ち込んだ。エネルギー価格の高騰にあぐらをかき、産業構造改革に大なたを振るわなかったツケがきた形だ。ソ連崩壊直後の１９９０年代に次ぐ経済危機の到来を懸念する専門家もいる。
「法の独裁」を唱えて就任したはずのプーチン政権下では、汚職体質が幅広く根づいた。五輪史上最高額となった開催費１・５兆ルーブル（約４兆４０００億円）は実際の必要額の２倍以上で、巨額の金が闇に消えたとみる識者もいる。
いまや、「巨大プロジェクトはわが国をだめにする」といった発言が閣僚からも出ているのが現状だ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140205#1391597209
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140116#1389870176
ソチ五輪:「政争の場」強く拒む ＩＯＣのバッハ会長 - 毎日新聞
昨年９月に就任して初めての五輪となった国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長はソチ五輪で明確な信念を示した。スポーツの価値を守るため、政治による介入を強く拒んだことだ。
穏やかに説くような口調だったロゲ前会長と異なり、バッハ会長の開会式のあいさつは、ときに両手を広げて情熱的だった。「五輪は人々を結びつけ、人々を分かつ壁を作らず、多様性を受け入れる」と五輪精神を説いたうえで切り出した。
「世界の政治リーダーに言いたい。選手は国の最高の親善大使だ。五輪が発する友好や平和のメッセージを尊重してほしい。選手の後ろに隠れていないで、直接に平和的な対話をする気構えを持て」。４日のＩＯＣ総会開会式でも熱弁した内容をテレビ中継を通じて全世界に発した。
ロシアのプーチン政権が昨年に「同性愛宣伝禁止法」を成立させたことに抗議する形でオバマ米大統領、オランド仏大統領、キャメロン英首相が開会式を欠席した。バッハ会長は五輪が政争の舞台になり、国内の得点稼ぎに利用されることを許さなかった。
ロシアでの五輪開催は旧ソ連時代の１９８０年モスクワ大会以来。西ドイツ（当時）のフェンシングの選手だったバッハ会長は自国のボイコットで２大会連続の五輪出場を断たれた。選手として政治に翻弄（ほんろう）された苦い記憶が気持ちを突き動かしている。五輪改革は着手したばかりだが、スポーツの価値を高める強いリーダーシップを期待させた。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140205#1391597219
2014 Sochi Olympics opening: Breathtaking Winter fairytale (PHOTOS) ― RT News
