Crimea to become Russian special economic zone-Medvedev ― RT Business
ロシアのメドベージェフ首相は２４日、ロシアへの編入を宣言したクリミアの社会基盤の整備に向け、関係閣僚を集めて会議を開きました。
この中で、メドベージェフ首相は、３６０億ルーブル（１０００億円余り）を拠出し、年内に住民の年金をロシアの水準まで引き上げることや、一時的な措置としてクリミアの企業に対する税金の免除などの支援を実施する方針を明らかにしました。
さらに、クリミアのおよそ２００万人の住民に対して、ことし夏までにロシア国民であることを証明するパスポートを発給すると述べ、クリミアのロシア化を着実に進めていく姿勢を示しました。
一方、クリミアでは、電気や水道の水のほとんどをウクライナ本土からの供給に頼っていることを受けて、メドベージェフ首相は「エネルギーについては国際的な交渉を通じて解決する必要がある」として、対立するウクライナの暫定政権と交渉する可能性も示唆しました。
クリミアへのエネルギー供給で国際交渉が必要＝ロシア首相 | Reuters
ロシアのメドベージェフ首相は２４日、クリミア半島へのエネルギーと水の供給を確保するために国際交渉が必要だとの見解を示した。
首相は閣僚会議で、「この問題は国際交渉を通じて決定する必要がある」と述べ、ウクライナを巻き込む可能性を示唆した。
「われわれは、クリミア半島への供給で最善の方法をとる必要がある」とした。
首相によると、クリミアは電気の約８０％、水の８５％、ガスの大部分について、ウクライナから供給を受けている。
