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米金融機関 量的緩和縮小で明暗 NHKニュース

アメリカの中央銀行に当たるFRB連邦準備制度理事会がいまの量的緩和を縮小し金融を取り巻く環境が大きく変化するなか、アメリカの大手金融機関が発表したことし1月から3月までの四半期決算は、JPモルガン・チェースが減益となったのに対してウェルズ・ファーゴは過去最高の利益を出し、明暗が分かれる形になりました。


それによりますと、資産規模で全米トップのJPモルガン・チェースの最終利益は52億7400万ドル、日本円で5360億円となり前の年の同じ時期より19%減少しました。
これは、アメリカの中央銀行に当たるFRBがいまの量的緩和を段階的に縮小した影響で市場に供給される資金の量が絞られ主力の債券取り引きが落ち込んだためです。また、量的緩和の縮小によって金利が上昇したことで住宅ローン関連の収益も大きく減少しました。一方、住宅ローン最大手のウェルズ・ファーゴの最終利益は58億9300万ドル、日本円で5990億円となり前の年の同じ時期より14%増えて過去最高になりました。
ウェルズ・ファーゴ量的緩和縮小の影響で主力の住宅ローン事業が低迷したもののオフィスビルなどの商業不動産や自動車向けのローンの規模が拡大したことや貸し倒れに備える引当金が減少したことから収益を伸ばしたもので、大手2社の間で明暗が分かれる形になりました。