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米政府を後ろ盾にしてクーデター政権が1万5000名でスラビャンスクを包囲、住民殲滅も可能な陣容 | 《櫻井ジャーナル》

 ジョン・ケリー国務長官はロシアが軍事的な挑発行為を繰り返していると非難しているが、この人物の発言は次々に嘘だと判明している。予想されるクーデター政権の軍事行動を正当化するための布石だと考えた方が良いだろう。

 こうしたクーデター政権の軍事行動を支える意味もあり、アメリカ/NATOポーランドやバルト諸国へ地上軍や戦闘機などを派遣し、黒海にはイージス艦などを入れている。ロシア軍のジャミングでイージス・システムが機能不全になったといわれる駆逐艦のドナルド・クックは黒海を出たようだが、交代する形でテーラーが配備され、フランスの偵察艇ドゥピュイ・ド・ロームは残っている。フランスはさらに駆逐艦デュプレクス黒海へ入れるようだ。

 こうしたアメリカ/NATOの攻撃的な動きに対し、イギリスの対外情報機関MI-6の長官はデイビッド・キャメロン英首相に対し、ウクライナ政府を支援するために西側が軍隊を派遣するのをウラジミール・プーチン露大統領は傍観しないと警告したという。

 ウクライナの状況を理解するためには、キエフの暫定政権が選挙を経て選ばれたわけでなく、「西側」の傀儡政権にすぎないということから出発する必要がある。だからこそネオ・ナチの暴力を必要としたわけで、アメリカの傭兵会社から戦闘員を雇い、ネオ・ナチで6万人規模の「親衛隊」を組織する必要があった。

根本的な問題はアメリカ支配層の世界支配戦略にある。

witter / ActualidadRT: El despliegue de aviación

El despliegue de aviación, barcos y tropas de EEUU cerca de las fronteras rusas #armas http://es.rt.com/wTd pic.twitter.com/vQOm6q4tz0