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シリア化学兵器 廃棄期限後も作業継続へ NHKニュース

シリアの化学兵器の廃棄作業を監視している国連とOPCW=化学兵器禁止機関の合同チームの代表を務めるカーグ特別調整官は4日、国連の安保理で廃棄作業の状況を報告しました。
それによりますと、すでに危険な化学物質の大半が廃棄されたり国外に搬出されたりしたものの、依然として全体のおよそ7%が反政府勢力が支配する地域に残されていて、治安上の理由から搬出が困難になっているということです。このため、安保理決議で定められた廃棄期限の今月末までにすべての作業を終えるのは難しく、合同チームは来月以降も作業の監視を続ける見通しとなりました。
カーグ調整官は記者団に対し「もはや廃棄期限は守られないが、すべての化学物質が一刻も早く安全な状態に置かれることが重要だ。シリア政府だけでなく影響力があるすべての関係国に協力を要請したい」と述べました。
一方で、シリア国内では、廃棄対象となっていない塩素ガスが攻撃に使われた疑いが浮上し新たに調査が行われているほか、反政府勢力の一部が化学兵器を使用したという未確認の情報もあり、懸念が広がっています。