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3─5月の英失業率は6.5%に低下、賃金伸びは予想下回る | Reuters

英国立統計局(ONS)が16日発表した国際労働機関(ILO)ベースでみた3─5月の3カ月間の失業率は6.5%で、2008年後半以来の低水準となった。一方、賃金の伸びは予想を下回った。


失業率は2─4月の6.6%から低下。ロイターが集計したエコノミスト予想の6.5%と同じだった。


3─5月のボーナスを含む賃金は前年比0.3%増で、金融危機以来最も弱い伸び率となった。これは、ロイター予想の0.5%を下回り、2─4月の0.8%増からも鈍化となった。


ONSは賃金の弱い伸びについて、多くの企業が昨年の3─5月期に、所得税引き下げを待ってボーナスを支払ったことがなお影響しているとの見方を示した。


5月単月では、ボーナスを含む賃金は0.4%増で、4月の1.5%減から回復。ボーナスを除いた3─5月の賃金は前年比0.7%で、5月単月では0.6%増となった。


一方、3─5月の就業者数は、前3カ月比25万4000人増の3064万3000人となった。就業者増加の主な要因は企業による採用。昨年からの労働市場改善は、主に自営業の増加によるものだった。


また、6月の失業保険申請者数は3万6300人で予想を上回る減少。5月改定値も速報値より減少数が大きくなった。


イングランド銀行(中銀)は当初、失業率が7%に低下すれば、利上げを検討するとしていたが、失業率は予想を上回るペースで低下。中銀は、経済の余剰生産能力に関する幅広い指標を注視すると方針を修正した。