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米 イスラエルに弾薬供与は国益 NHKニュース

パレスチナ暫定自治区ガザ地区で地上作戦を展開するイスラエル軍は、イスラム原理主義組織ハマスへの攻撃を続けており、死者の数は、市民を中心に1300人を超えています。
こうしたなか、アメリカ国防総省のカービー報道官は、30日発表した声明で、今月20日にイスラエル側から要請があり、イスラエル軍に弾薬を売却したことを明らかにしました。
売却されたのはアメリカ軍の管理の下で、イスラエル国内に備蓄されていた2種類の弾薬です。
カービー報道官は、「アメリカ政府は、イスラエルの安全保障に関与しており、イスラエルの自衛能力を強化する支援は、アメリカの国益にとって極めて重要だ」として、弾薬の供与の正当性を強調しました。
しかし、ガザ地区で多数の死者が出るなか、アメリカ政府が停戦に向けて働きかけを行う一方で、同盟国のイスラエルに軍事支援を続けていたことで、アラブ諸国を中心に今後、アメリカに対する批判が強まることも予想されます。