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Twitter / WSJJapan: 【分析】イラク政策を転換したオバマ大統領

【分析】イラク政策を転換したオバマ大統領 http://on.wsj.com/1ootXr5 (Getty)

【分析】イラク政策を転換したオバマ大統領 限定空爆を承認 - WSJ

 「彼らは本当に用心深い」と言うのは、アトランティック・カウンシルのブレント・スコウクロフト国際安全保障センターの元幹部、バリー・パベル氏だ。「米国の国家安全保障上の利益を確実に守るために、その用心深さが試されるような状況も世界にはある」


 オバマ大統領は、イラクの現状はこうした状況の一つであると語った。リビアなどで軍事展開した時と同様に、さまざまな出来事によって手持ちのカードを切らざるを得なくなった。「武力行使を決めること以上に重要なことはない」と大統領は述べた。


 イスラム過激派がイラクの大部分を制圧し、バグダッドイラク政府を脅かす中で、米政府は2カ月近くイラクへの軍事介入を見合わせていた。イラクは米国に助けを求めたが、米政府はイラク軍を支援する軍事顧問団を派遣したが、武力行使に踏み切るかどうかは、イラクの指導者たちが宗派間の対立のない政権を樹立できるかどうかによると述べていた。


 宗派間対立をめぐる政治的解決は実現していない。だが米高官によると、イスラム過激派「イスラム国」が宗教的少数派を迫害し続け、最近は米国人がいるクルド人自治区に迫るなど、ここ数日で事態が緊迫していた。これがオバマ大統領に空爆承認を決断させたという。

クリストファー・ヒル元駐イラク米大使は「武力を行使する時は常に『その後どうするか』という質問に答えられるようにしておかなければならない」と語る。