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問答法 - Wikipedia

彼は、体操場への行き帰りの青年たちをつかまえては、対話(duologue、これから後年、対話的な議論の中でダイナミックに思想の歩みが展開していく仕方を弁証法、dialecticと呼ぶことになる)による哲学的な思考の教育を行った。我々が、ごく自明のものと考えている「正義」「道徳的な正しさ」などその言葉の使用に際して、我々が理解していることの内実をよくよく問いただされてみると、我々が意外に生半可に理解しただけでその言葉を使用していることに気づかされる、そしてそこから、その言葉は本当はどんな意味で理解されるものなのか、そしてそれが我々に要請する道徳的な行為とは何かということに思いを至らしめることになる。

W・K・C・ガスリーの『ギリシアの哲学者たち』によれば、ソクラテス式問答法は問題の答えや知識を求める方法ではなく、むしろ無知を示すことを意図していた。ソクラテスは他の詭弁家とは異なり、知は可能であると信じていたが、まず第一に無知であることを知る必要があると信じていた。ガスリーは次のように書いている。「(ソクラテスは)自分は何も知らないとよく言っていた。そして、彼が他の人々よりも賢いのは自分の無知を意識していたからだとした。ソクラテス式問答法の本質は、対話者が何かを知っていると思っていることを実は知らないと自覚させることにある

ソクラテスは問答法を使って一貫した理論を構築することはほとんどなく、代わりに神話を使って説明した。

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