午前中にたまった事務書類をこれから瞬殺する。久しぶりに晴れたのでウォーキングしてから、仕事にはいる。先週はいろいろな方とお目にかかりインスパイアいただいた蟻(F・ベイコン)の時期。自分の本来の研究にまた立ち戻って想を練りなおそう。
彼の業績はそのような個別的発見の知識にではなく、‘征服され、搾取されるべき自然’という彼の打出した近代独特の世界観にこそ意義があるのだ。
この自然からの搾取の発想は、地球規模の植民地の奪い合いという2つの世界大戦を経た二十世紀になってようやく理解されて過激なまでに浸透し、人間自身の生存が危ぶまれるほどひどい公害や自然破壊、資源枯渇の諸問題を生み出すまで至った。そこで、さらに今日では、人間程度の浅はかな者がこのような大自然を支配しきれるのか、中途半端に自然を操作するよりも、むしろ、自然はすべて自然にまかせておいた方がより効果的ではないのか、などの反論が生じつつあるところだろう。
本当は、この今の経済や文明のあり方ではもうやっていけないことは、みんな知っています。考えない、あきらめる、やけくそになる…。私たちはそんなことをしながら日々やり過ごして、それが「生きる」ことだと自分にいいきかせているのですが、それもどうやら限界を迎えつつあるように見えます。
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