聖書の他にモルモン書を聖典に持ち、三位一体を否認ししているのが特徴
人の運命(救い)を決めるのは本人の自由に任されていると主張している点が、メソジスト、バプテスト派に類似する。
ジョセフ・スミス・ジュニアによれば、彼は14歳の時(1820年)、当時激化した教派間の争いや矛盾に疑問を抱き、新約聖書ヤコブの手紙一章5節を読み、どの教会が真実であるかを神に祈り求めたところ、父なる神とその子イエス・キリストが現れる示現を示され、言葉を交わしたとされる。スミスによれば、イエスは「(既存の)いずれの教会もことごとく誤っているため、あなたはどの教会にも加わってはいけない」とジョセフに告げ、イエス・キリストの教会を再び地上に回復するためにジョセフを預言者として選んだとされる。教会の信条によると、回復が必要であったのは、イエス・キリストと12使徒(イエスの弟子)の死後、神の神聖な儀式を行うための神権(神の権能)が地上から失われており、完全なる教義や儀式も聖書の人の解釈によって失われていたからだとされている。
完全な肉体を持つ天の父なる神と、その長子イエス・キリストと、霊体でありイエスをキリストと証明する聖霊とを信じ、父なる神とイエス・キリストと聖霊はそれぞれ別個の存在であって、人類の救いという目的のために常に一致して事をなすとされている。(三位一体の否定)
アダムの咎は、神が与えた自由意志の結果であり、人類を生ずるために神の目に適った行いであった(原罪の否定)。 この咎によって堕落が生じ、この世に不完全さと死がもたらされ、すべての人は自分の行いにより真理を学ぶ機会を与えられた。 イエスはアダムの咎の責任と、万物の不具合を埋め合わせるために死をもって贖いを完成し、キリストとして人を父なる神にとりなす者となった。
純潔の律法
創始者ジョセフ・スミスは、教義として、一部の指導者は神により多妻を認められているとし、教会員は一夫多妻を実施していた。
結婚制度は男女間のみと定めており、同性婚を認めていない。20世紀までは同性愛を罪悪視していたが、現在は同性愛自体は否定しない立場をとり、同性愛者でも入信を歓迎している。
ヤコブの手紙(口語訳) - Wikisource
ヤコブの書(文語訳) - Wikisource
モルモン書 - Wikipedia
モルモン書
序文
主はジョセフ・スミスに加えて、ほかに十一人の人々を、金版を実際に目にし、『モルモン書』が神から与えられた真実の書物であることを証しする、特別べな証人として立てられた。彼らの証は、「三人の証人の証」ならびに「八人の証人の証」として、この書物に収められている。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141221#1419158508