ECB保有のギリシャ国債、再編は不可能=クーレ専務理事 | Reuters
欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、債務危機の際にギリシャ支援に向け買い入れた国債について、再編は不可能との見解を示した。
フランスでのテレビインタビューで「中銀保有の債務の再編は違法で、協定に違反する」と述べた。
野党・ 急進左派連合(Syriza、シリザ)が勝利する可能性のある総選挙が、追加措置や国債買い入れにつながる可能性があるかとの質問に対しては「関係ない。ECBの金融政策決定はユーロ圏全体のもので、ギリシャはユーロ圏のほんの一部にすぎない」と指摘。ただ、「ギリシャの動向を注視していないわけではない」とした。
ギリシャのユーロ離脱については「ばかげた議論」として「ギリシャはユーロ圏の一部で、ギリシャはユーロを、欧州はギリシャを必要としている」と述べた。