正義の力は非常に大きい。それは、悪事や犯罪によって食い扶持を得ている者たちでさえ、わずかのかけらも正義を顧みずには、生きていけないほどである。山賊一味の一人が仲間のものを盗むか奪うかすれば、その者は山賊団の中ですら居場所を失うのだ。（『義務について』第2巻40）
熱意と生涯のすべてを万物の認識に捧げた人々も実は人類に有益なこと、利便となることを増大すべく取り組んできた。なぜなら、彼らは教育を施すことによって多くの人々をよりよき市民、自国にとってより有益な市民としたからである。（『義務について』第1巻155）
