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しんじけ

インペトゥスは「駆動力」がわりと定訳のようであるな。

しんじけ

村上勝三先生の『知の存在と創造性』、第II部第2章「コナトゥスからモナドへ」。ホッブズの『物体論』におけるコナトゥス概念と、ライプニッツホッブズ宛書簡が分析されている。昨年発表し、今書いている論文で、コナトゥスについて触れていたので、とてもありがたい。

しんじけ

村上勝三『知の存在と創造性』読書メモ(2)「コナトゥスからモナドへ」(前半部) http://d.hatena.ne.jp/theseus/20150116

村上勝三『知の存在と創造性』読書メモ(2)「コナトゥスからモナドへ」(前半部) - LABYRINTHUS IMAGINATIONIS

図形を描く幾何学的想像力が哲学においても重要な位置づけを占めるデカルトと、代数操作に見られる記号を用いた盲目的思惟が哲学において重要な位置づけを占めるライプニッツ。これは、フランスの哲学史家、ベラヴァルによって、明確に打ち出された図式である。


この図式に対して、村上は、デカルトの「幾何学主義」において、思い(思惟)と広がり(延長)を結合するものが「想像力」に見出されたのに対し、ライプニッツの「代数主義」が、体系全体へと及ぶことを可能にしたのは、「コナトゥス」という概念が鍵にあったからである、と整理する。

村上勝三『知の存在と創造性』読書メモ(2)「コナトゥスからモナドへ」(後半部) - LABYRINTHUS IMAGINATIONIS

1670-71年の「抽象運動論」で、「コナトゥス」は、「調和」harmoniaと結びつけられている。コナトゥスは、その持続が運動であり、作用が直ちに反作用であるという仕方で「無限へと延びている」。それが「調和」である。

コナトゥス - Wikipedia

原義は努力、衝動、傾向、性向、約束、懸命な努力

事物が生来持っている、存在し、自らを高めつづけようとする傾向を言う。ここで「事物」とは心的実体、物理的実体、あるいはその両者の混合物を指す。

最初にアリストテレスが、後にキケローとラエルティオスがそれぞれ、「コナトゥス」と別の感情との連結を暗に示した。彼らの考えでは、コナトゥスが他の感情を引き起こす。人が何かをしたいと思うのはそれをよいことだと思っているからではなく、むしろ人はやりたいと思ったことをよいことだと思うのだと彼らは主張した。言い換えれば、人の欲望の動因は「コナトゥス」の原理に従って肉体が自らを増大させようとする本性的な傾向だということである。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150115#1421318219
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