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ピンチをチャンスに変えるプーチン大統領 経済制裁を逆手に取り、腐敗撲滅へ一気呵成:JBpress(日本ビジネスプレス)

 経済制裁に対して、ロシアは自らに対して制裁国からの輸入を禁止、そのために一時は大変な品不足に泣き、また価格の高騰を招いたことは事実である。しかし、その結果として、多くの国産品がスーパーの棚に並ぶようになり、またアゼルバイジャンウズベキスタン産など、言ってみれば身内の野菜なども手に入るようになった。


 この国は外圧を利用して、なかなか変わらない自国の流通を変えることに、ある程度は成功したのではないだろうか。

ロシア社会で起こっている現象を丁寧に拾い上げ、その背景を考えていくと、実はロシアが大規模な「世直し」の途上にあるのではないか、という考えに傾く。


 特に重要に思われることは、外圧を利用することで、これまで国としての法的整備が行き届かなかった部分を急激に抑え込み、社会の賄賂体質を切り崩す努力だろう。


 ロシアとロシア国民にとり、何一つ良いことのないウクライナ紛争に対して、受け身の姿を取りつつ、紛争を利用して、国そのものを変革していこうという考えがプーチン大統領の頭の中にあるのなら、この出口のない紛争にも、我々は一定の期待が持てそうな気がする。