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英ウィリアム王子 首相と福島視察 NHKニュース

子ども向けの運動施設を視察したあと、安倍総理大臣とウィリアム王子は郡山市内の旅館に入り、浴衣に着替えて、福島県産の食材で作られた和食を味わいながら懇談しています。
安倍総理大臣は冒頭、「殿下の訪問を政府をあげて歓迎する。今回の殿下の福島への訪問は、福島県民だけでなく、東北に住む被災者の方々に大いなる勇気を与えていただいた。福島の食材を味わっていただくことで、風評被害を払拭(ふっしょく)するうえで大きな力になる。浴衣も大変よく似合っている」と述べました。
これに対しウィリアム王子は、「日本国民の皆さま、政府の皆さまに、これだけ友好的に温かく迎えていただいたことに心から御礼を申し上げたい。今回の伝統的な日本食の晩さん会は特筆すべき出来事だ」と述べました。

王子の訪問先は、日本にあるイギリス大使館が提案したさまざまな候補地の中から選ばれました。
大使館では、フェイスブックツイッターを利用し広く市民からの意見も募りました。
その結果、圧倒的に被災地に行ってもらいたいという声が多く、大使館の職員も被災地の訪問を強く薦めました。
震災直後、被災地でイギリス大使館が行った救援活動の指揮に当たったマイケル・シアラーさんは、やがてイギリスの王位に就くウィリアム王子の将来を見据えて、日本人の思いにいちばん近づける場所に行くべきだと考えたといいます。
シアラーさん「王子にとって初めての来日で、日本との関係をいかに築くかは非常に重要です。王子は、日本のことをできるかぎり学んで帰りたいと思っています。震災から4年という節目を前に被災地に行くのは、極めて自然なことでした」と話しています。
また王子は、震災を経験した子どもたちから直接、話を聞いて、被災地の現状を理解したいと話していたということです。
シアラーさんは「王子が力を注いでいる活動の一つに、心に傷を負った子どもたちへの支援があります。東北でも過酷な経験をした人々の話を聞き、その思いに寄り添いたいと願っていると思います」と話していました。