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先月の台風19号や、その後の大雨などでは、宮城県福島県などで合わせて100人を超える人たちが犠牲となり、いまも行方が分からない人がいるほか、多くの人たちが避難生活を余儀なくされています。

宮内庁によりますと両陛下は、来月下旬に宮城県福島県を訪れ、被災した人たちを見舞われる方向で調整が進められているということです。

両陛下は、たび重なる大雨によって被害が発生するたびに心を痛め、犠牲者への哀悼と遺族や被災者へのお見舞いの気持ちを宮内庁を通じて繰り返しあらわすとともに、被災地を訪問して見舞いたいという気持ちを示されているということです。

また天皇陛下は、今月9日に行われた即位を祝う「国民祭典」でのおことばの中でも「被災された方々が安心できる生活が、一日も早く戻ることを心から願っています」などと述べられました。

両陛下は、皇太子夫妻のころから災害の被災地をたびたび訪れて被災した人たちを見舞われてきましたが、ことし5月の皇位継承後では今回が初めてとなります。

天皇皇后両陛下は、災害で被災した人たちに心を寄せ続けられています。

平成7年、6434人が犠牲となる阪神・淡路大震災が発生すると、両陛下は外国訪問の日程を繰り上げて帰国し、2か月連続で被災地を見舞われました。

避難所では上皇ご夫妻と同じように、ひざをついて被災者にことばをかけられました。

翌平成8年には、震災から1年の節目に開かれた追悼式に出席され、天皇陛下は「この被災の地に真の安らぎのある生活を一日も早く築きあげられますよう、願ってやみません」と述べられました。

この年には長崎県も訪れて5年前、43人が犠牲になった雲仙普賢岳の噴火災害の犠牲者を追悼するとともに、遺族や被災者を励まされました。

そして未曽有の大災害となった平成23年東日本大震災では、両陛下は震災の翌月、東京の避難所を訪問したのに続いて、東北3県などを相次いで訪れ、被災者を励まされました。

皇后さまは療養が続いていましたが、被災者を励ましたいと強く希望し訪問を重ねられました。

天皇陛下は震災発生から5年となる平成28年の記者会見で「雅子とともに、被災者お一人一人の悲しみやご苦労に思いを寄せ、厳しい環境の下で暮らす被災者の健康とお幸せを祈りながら、被災地の復興に永く心を寄せていきたいと思っております」と述べられました。

近年相次ぐ豪雨災害の被災地も見舞われています。

去年9月、両陛下は前の年の九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市仮設住宅を訪ねられました。

お二人は、避難生活を送る車いすのお年寄りに寄り添うようにしゃがみこみ「お体をお大事に」とか「これからも長生きしてください」などとことばをかけられました。

ことし9月、茨城県国民体育大会の開会式に臨まれた際には、天皇陛下が8月末の大雨や台風15号を念頭に「ここ茨城県を含む各地で大きな被害が生じたことに心を痛め、被災された方々のご苦労を案じています。復旧が1日も早く進むことを心から願っています」と述べられました。

そして先月、台風19号の大雨による被害が明らかになると、両陛下は犠牲者への哀悼と遺族や被災者へのお見舞いの気持ちを表されました。

その後も大雨災害が相次ぐ中、両陛下は宮内庁を通じて毎週のように被災者を思う気持ちを表され、天皇陛下の即位を祝う今月9日の「国民祭典」でも、天皇陛下が「被災された方々が安心できる生活が、一日も早く戻ることを心から願っています」などと、おことばを述べられました。

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