ロシア野党指導者ネムツォフ氏射殺される、元第１副首相 | Reuters
ロシアの元第１副首相で野党指導者のボリス・ネムツォフ氏（５５）が２７日夜、モスクワ中心部の通りで何者かに射殺された。ロシア内務省によると、ネムツォフ氏は背中に４発の銃撃を受け死亡した。
モスクワで野党指導者ボリス・ネムツォフ氏が射殺 | ロシアNOW
ロシアの野党指導者で元第一副首相、現ヤロスラブリ市議会議員ボリス・ネムツォフ氏（55）が、モスクワ都心で射殺された。モスクワ市警がタス通信に伝えた。
「ワシリエフスキー坂で、ボリス・ネムツォフ氏が、何者かに4発の銃弾を発射され射殺された。現場で捜査が行われている」
殺害現場には、モスクワ市警の長官も立ち会っている。市警広報部がタス通信に伝えた。
「事件は既にウラジーミル・コロコリツェフ内務相に報告された」と同スポークスマンは述べるとともに、現在容疑者の捜索が行われていることも明らかにした。
一方、ネムツォフ氏が所属しているリベラル系野党「国民自由党」（略称・パルナス）のイリヤ・ヤーシン氏は、「誠に遺憾ながら、それは本当だ。私は今、ボリショイ・モスクヴォレツキー橋に立ち、ネムツォフ氏の遺体を目の当たりにしている」と電話でタス通信に伝えた。
一方、ロシア通信の報道によると、ネムツォフ氏殺害は、直ちにプーチン大統領に報告された。これを受けて大統領は、捜査委員会、内務省、FSB（連邦保安庁）の各長官に対して、捜査員会を設置するよう指示し、捜査を自らの指揮下に置いた。ドミトリー・ペスコフ大統領報道官が記者団に伝えた。
「この残虐な殺害は、あらゆる点から暗殺とみられ、もっぱら挑発的な性格を帯びている、とプーチン大統領は指摘した」。ペスコフ報道官はこう述べた。
Opposition politician Boris Nemtsov killed in the center of Moscow ― RT News
Shortly before the deadly shooting, Nemtsov had dinner at a restaurant inside GUM, a department store on Red Square, with the woman he was with when he was shot. The two then went for a walk. Her name is not being released due to the ongoing investigation.
“Nemtsov was walking on Bolshoy Moskvoretsky Bridge with a visitor from Ukraine. It was then when he was shot from a car that was passing by,” said the ministry’s official representative, Elena Alekseeva, as quoted by Rossiya 24 TV channel.
“The woman who was with him is currently being questioned in a police department,” Alekseeva added.
Police said they believe the murder was planned well in advance.
“Nemtsov’s route has been established. Someone apparently followed him from GUM and told the accomplices the [politician’s] location,” Tass reported citing a source.Police found six bullet casings at the crime scene, Alekseeva said.
Russian President Vladimir Putin was “immediately informed” about Nemtsov’s assassination, presidential press secretary Dmitry Peskov told RT.
“Putin has stressed that this brutal murder has all [the] signs of a contract murder and is extremely provocative,” Peskov said.
“The president has expressed his deep condolences to the family of tragically deceased Nemtsov,” he added.
赤の広場から二ブロックしか離れていないところでタクシーはとまり、運転手がここだと告げた。巨大なグム百貨店の北側だった。彼は真ん前のこれといって特徴のない地味なオフィスビルの壁にあった所番地を念入りにチェックしてから、料金を払い、車から降りて午後の雨の中に出た。
ロシア内務省によりますと、野党指導者のボリス・ネムツォフ氏が２７日深夜、モスクワ中心部のクレムリンに近い橋の上で、何者かに銃で撃たれて死亡しました。
撃たれた時、ネムツォフ氏はウクライナから来た女性と歩いていたということで、捜査当局は政治的な動機の可能性もあるとみて、この女性から事情を聞くとともに、近くの監視カメラに映っていた車の割り出しを進めています。
ネムツォフ氏は、エリツィン元大統領の下で第１副首相を務めましたが、２０００年にプーチン大統領が就任したあとは、野党の指導者となり、最近ではプーチン政権のウクライナ政策について批判的な立場を取っていました。
弁護士によりますと、ネムツォフ氏は、ここ数か月、ネット上などで脅迫を受けていたということです。
３月１日には、モスクワでウクライナを巡るプーチン政権の政策に反対する野党側のデモが予定されていることから、ロシアのメディアは、ネムツォフ氏の殺害はデモと何らかの関係があるのではないかとの見方を示しています。
一方、ロシア大統領府によりますと、報告を受けたプーチン大統領は「何者かの指示で殺害されたとみられ、極めて挑発的だ」として、政権側に責任を負わせようというねらいがあるとの見方を示したということです。
露野党有力指導者、ネムツォフ氏射殺される モスクワ中心部で…プーチン批判の急先鋒 - 産経ニュース
ロイター通信は別の反政権派指導者の話として、ネムツォフ氏がウクライナ国内でロシア軍が展開している実態に関する報告書を作成していたと伝えた。
ネムツォフ氏の弁護士によると、同氏は過去数カ月にわたり、殺害の脅迫を受けていたという。
露野党有力指導者、ネムツォフ氏射殺される モスクワ中心部で…プーチン批判の急先鋒 - 産経 http://www.sankei.com/world/news/150228/wor1502280021-n1.html …
これは私でも臭いと思う。うちのロシア人に伝えると「1〜2年に一回はあるよ」と。日本が平和ボケとか言う以前に、素でおそロシア…
@hitononaka 露においてはネムツォフ氏の政治的影響力はほぼなくなったとする見方もありましたが、最近はどうなのでしょうね。すっかりそういうのを追いかけられなくなりました…
私見で恐縮ですが、ネムツォフ氏以前に反ぷー派自体がかなり壊滅的な状況ではないでしょうか。記事によると露軍対宇派兵の報告書を作っていたそうで、もしかしたら最後の一発逆転を狙えるネタを持っていたのかもしれないと想像します。
朝方、うちのロシア人にネムツォフ氏射殺の話をしたら眠かったのか流して聞いていた様で、今改めて私に名前を訊いてきて驚いていた。どうやらソチ出身との事。
Nemtsov was no threat to Russian govt - presidential spokesperson ― RT News
Boris Nemtsov did not pose a threat to the Russian government, according to presidential press secretary Dmitry Peskov. The murder of the Russian opposition figure has been called a "provocation" by a number of politicians and public figures.
“With all due respect to the memory of Boris Nemtsov, in political terms he did not pose any threat to the current Russian leadership or Vladimir Putin. If we compare popularity levels, Putin’s and the government’s ratings and so on, in general Boris Nemtsov was just a little bit more than an average citizen,” Peskov said on Saturday.
この事件は、ロシアの野党指導者のボリス・ネムツォフ氏（５５）が２７日深夜、モスクワ中心部の、大統領府があるクレムリンに近い橋の上を歩いていたところ、車で近づいてきた何者かに銃で撃たれて死亡したものです。
撃たれたとき、ネムツォフ氏はウクライナから来た女性と一緒だったいうことで、捜査当局は、この女性から事情を聴くとともに、近くの監視カメラに写っていた車の割り出しを進めています。
ネムツォフ氏は、エリツィン元大統領の下で第１副首相を務めましたが、２０００年にプーチン大統領が就任したあとは野党の指導者となり、プーチン氏の政権運営を強権的だと批判してきました。
最近では、プーチン政権のウクライナ政策についても批判的な立場を取り、３月１日にモスクワで、ウクライナを巡るプーチン政権の政策に反対するデモの開催を呼びかけていました。
事件について、ペスコフ大統領報道官は２８日、「ウクライナ情勢を巡って感情的になっている社会の状況を背景にした反政権デモの前に犯行が行われた」と指摘し、「完全な挑発だ」と述べて、政権批判をあおるために行われた犯行との見方を示しています。
野党側では、今回の事件を受けて、１日に予定していた反政権デモをネムツォフ氏を追悼する集会に変更して実施することを検討しています。
殺害されたネムツォフ氏は旧ソビエト生まれの５５歳で、ソビエト時代末期の１９９０年、国の最高権力機関に当たる人民代議員大会の代議員になりました。
９１年に行われた大統領選挙ではエリツィン陣営を支持し、エリツィン政権で９７年から１年半にわたって第１副首相を務めました。
このとき、貿易と経済に関する日本とロシアの政府間委員会のロシア側の議長に就任し、対日経済関係のロシア政府の責任者として日本を訪問し、日本からの投資の拡大を訴えました。
また１９９７年、ロシア・シベリアのクラスノヤルスクで、当時の橋本総理大臣とエリツィン大統領が、「２０００年までに平和条約を締結するよう全力を尽くす」ことで合意した首脳会談にも同席するなど、日本とロシアの領土交渉にも関わりました。
その後、１９９９年にリベラル派の野党「右派連合」を設立し、一時は下院の副議長も務めています。
ネムツォフ氏は、２０００年に就任したプーチン大統領に対しては、「政権運営が強権的だ」と年々、批判を強め、政権に抗議するデモなどをたびたび組織してきました。
アメリカのオバマ大統領は２７日、声明を発表し、２００９年にネムツォフ氏とモスクワで面会したことを挙げたうえで、「ロシアの腐敗に立ち向かってきた勇気ある行動を称賛したい」と述べて、ネムツォフ氏の殺害を非難しています。
ウクライナのポロシェンコ大統領は自身のツイッターに投稿し、「ショックだ。信じられない。犯人が罰せられることを確信している」と述べました。
また、ヤツェニューク首相も自身のツイッターの中で、「ロシアの愛国者であり、ウクライナの偉大な友人だった」と述べ、ネムツォフ氏の死を悼んでいます。
ロシアでは、プーチン政権に批判的なジャーナリストなどが殺害される事件が、これまでもたびたび起きています。
２００６年には政権に批判的な新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のポリトコフスカヤ記者が、モスクワの自宅アパートで銃で撃たれて殺害されました。
ポリトコフスカヤ記者は、チェチェン紛争でロシア軍による市民への拷問や誘拐といった人権侵害が起きていると報道していました。
また同じ２００６年、プーチン政権を批判してロシアからイギリスに亡命した治安機関の元職員リトビネンコ氏が、亡命先のロンドンで体調不良を訴え、その後、死亡しました。
リトビネンコ氏の体内からは猛毒の放射性物質ポロニウムが検出されたことから、何者かに毒殺されたものとみられています。
ほかにも、軍の人権侵害や汚職を告発した新聞記者や弁護士、それに人権団体の活動家などが、何者かに殺害される事件が相次ぎ、言論の自由が脅かされていることに懸念が強まっていました。
15 years ago, Boris Nemtsov and I thought Putin was the best way forward for Russia. We were wrong. RIP, Boris. http://www.nytimes.com/2000/01/05/opinion/russia-s-best-bet.html
Obama calls for fair, impartial investigation of Nemtsov murder.
Challenging in Russian environment without rule of law.
エリツィン政権で第一副首相。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140326#1395830775
プーチン大統領のかつての政敵がロシアで権力闘争が起きると指摘 http://news.livedoor.com/article/detail/9831454/ …
見方を変えたら「ロシアの石油利権をアメリカに売り渡そうとしたホドルコフスキー氏」。仮にアメリカメジャーがロシアの石油利権を握ってもロシアが潤えば問題はなかったのだろうか？
