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ウクライナ東部で兵士3人死亡 双方が非難 NHKニュース

ウクライナ東部では、停戦合意に基づいて、政府軍と親ロシア派の双方が重火器の撤去を始めたと発表しています。
こうしたなか、ウクライナ軍の報道官は27日、記者会見で、この24時間の戦闘で3人の兵士が死亡したと発表しました。報道官は、戦闘で死者が出たことで、すでに始めている重火器の撤去作業を中止する考えは現時点でないとしていますが、「適切に対応しなければ撤去した重火器を元の配置に戻す」として、親ロシア派に戦闘の停止の徹底を求めました。
また、親ロシア派による重火器の撤去について、「実際には撤去しておらず、新たな攻撃に備えている」と述べ、親ロシア派が工業都市マリウポリに攻撃する可能性を念頭に警戒感をあらわにしました。
一方、ドネツクに拠点を置く親ロシア派の幹部は27日、記者会見で、来月4日までに重火器の撤去が終わるという見通しを示し、停戦合意を着実に実行している姿勢をアピールしました。そのうえで、砲撃を行っているのは政府軍のほうだと主張し、双方による非難の応酬が続いています。