善光寺の御開帳は、秘仏の本尊、「一光三尊阿弥陀如来(いっこう・さんぞん・あみだにょらい)」の身代わりとされる「前立本尊(まえだちほんぞん)」を数えで7年に一度公開する、善光寺最大の行事です。
善光寺の本堂では、大勢の参拝者が詰めかけるなか、午前6時20分すぎにずしの扉が開けられ、金色に輝く「前立本尊」が姿を現すと、大きなどよめきが上がっていました。
また本堂の前には「前立本尊」と綱で結ばれた高さ10メートルの「回向柱(えこうばしら)」が立てられています。
柱に触ることで前立本尊に直接触れるのと同じ御利益があるとされていることから、小雨が降るなか、早速、参拝者が行列を作って次々に触れていました。
善光寺の御開帳は、来月31日まで57日間にわたって行われます。
今回は、北陸新幹線が金沢まで開業した直後ということもあって、長野市では、過去最高だった前回6年前の673万人を上回る700万人余りが訪れると見込んでいます。