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中国の住宅価格 下げ止まりの兆しも NHKニュース

中国の国家統計局によりますと、全国70都市の先月の新築住宅の販売価格は前の月と比べて、下落した都市の数が50、横ばいが8で、残りの12都市が上昇しました。
下落した都市の数が上昇の数を上回るのは11か月連続ですが、前回、2月の66からは大きく減った一方、上昇の数が10か月ぶりに2桁を超えました。
また、都市別では、北京で0.3%、天津で0.2%それぞれ前の月と比べて上昇に転じたのをはじめ、上海が横ばいとなるなど、大都市を中心に持ち直しています。
中国ではこのところマンションなどの在庫が膨らみ、不動産向けの投資が伸び悩むなど、住宅市場の低迷が長期化して内需が振るわない原因とされており、中国政府は政策金利の引き下げといった金融緩和策をはじめ、住宅の販売を下支えする政策を相次いで打ち出してきました。
中国経済の専門家からは、こうした一連の下支え策が効いて下げ止まりの兆しが見え始めたという見方も出ています。
ただ、地方の都市を中心に全体としては下落傾向が続いていることから、住宅価格の持ち直しが今後、中国全土に広がるかは不透明です。