ジョージ・ワシントンは７年前の平成２０年に日本に初めて配備された原子力空母で、母港の横須賀基地を拠点に海洋での活動を活発化させる中国や朝鮮半島の警戒などに当たってきました。
長期間にわたる整備のためアメリカ本国に移されることになり、１８日午前、出港を前に空母艦載機の部隊などの司令官を務めるジョン・アレキサンダー少将は記者団に対し、「ジョージ・ワシントンは日米同盟強化の中心的な役割を担ってきた。空母は交代するが、引き続き地域の安全と安定に取り組みたい」と述べました。
このあと、およそ３５００人の乗組員を乗せたジョージ・ワシントンは横須賀基地を離れ、今後、西太平洋地域での警戒任務に当たったあと、アメリカ本国に戻る予定です。
一方、海上自衛隊はこのあと、全長およそ２５０メートルの自衛隊最大の護衛艦「いずも」を、沖合で、ジョージ・ワシントンに合流させ、出港を見送ることにしています。横須賀基地には代わってこの秋、東日本大震災でアメリカ軍の支援活動「トモダチ作戦」に参加した同じ型の原子力空母「ロナルド・レーガン」が配備されることになっています。
