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維新 安保修正協議巡る対応不透明 NHKニュース

維新の党は、安全保障関連法案について、「自衛隊の出動に一定の歯止めをかける必要がある」として、▽経済的な理由のみによる集団的自衛権の行使を認めないことや、▽国際貢献のための後方支援への参加の条件として、国連の安保理決議などを必要とすること、▽いわゆるグレーゾーン事態に対処するための「領域警備法」の制定などを柱にした独自の対案を週内にも取りまとめる方針です。
これについて、菅官房長官が、「修正案が出てきた場合は真摯(しんし)に対応させていただきたい」と述べたほか、公明党の山口代表も、「真摯な提案があれば、拒否する対応はしない」と述べるなど、政府・与党からは、修正協議に前向きな声が出ています。
これに対し、維新の党では、党の最高顧問を務める大阪市の橋下市長が安倍総理大臣と会談したことなどを踏まえ、橋下氏に近い議員らから、与党側との修正協議に前向きな意見が出ています。
一方で、松野代表が、「修正協議を今は全く考えていない」と述べるなど、民主党との連携を重視する幹部らを中心に、修正協議に応じることに異論も出ています。
こうしたなか、維新の党の江田前代表は、16日夜、東京都内で菅官房長官と会談し、「維新の党の独自案はハードルが高い」と伝えたとしており、修正協議などを巡る与党側への対応は不透明です。

安保法案、与党と修正協議に応じるつもりはない=松野・維新の党代表 | Reuters

維新の党の松野頼久代表は17日、安倍晋三首相との党首討論で、今国会で審議中の安全保障の関連法案について、「(与党と)修正協議に応じるつもりは全くない」と語った。党として対案を提出予定で、「その案を通してもらいたい。そのつもりでやっていく」と述べた。

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