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“米情報機関が仏大統領の電話盗聴” NHKニュース

ウィキリークスは23日、みずからのホームページ上にアメリカの情報機関NSA=国家安全保障局の機密文書だとする5つの文書を掲載しました。このうちの1つは「最高機密」と記されていて、2012年の5月にギリシャの債務問題を巡り、フランスのオランド大統領が支援に後ろ向きだったドイツのメルケル首相に不満を持ち、ドイツの野党と担当者どうしの極秘の会合を開くことを承認したと書かれています。
これらの文書からウィキリークスは、NSAは2006年から2012年までの間、フランスのオランド、サルコジシラクの歴代3人の大統領の電話の内容を盗聴していたと指摘しています。
AFP通信は、フランス政府は24日にも国防会議を開いて内容を検証する見通しだと伝えています。
NSAによるヨーロッパの同盟国の首脳の電話の盗聴を巡っては、CIA=中央情報局の元職員、スノーデン容疑者がNSAから持ち出した内部文書で、ドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していた疑いが明らかになり、ドイツが強く反発していました。