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日本銀行

金融政策決定会合議事録等(2005年1月〜6月開催分) http://twme.jp/boj/01XB

日銀 10年前の決定会合議事録を公表 NHKニュース

日銀は31日、10年前の平成17年1月から6月までの金融政策決定会合の議事録を公表しました。
このうち4月上旬に開かれた会合の議事録では、当時、日銀が市場に大量の資金を供給していた量的金融緩和の終了に向けた具体的な提案を巡るやり取りが明らかになりました。
この会合では、当時の福間年勝委員がいわゆるペイオフが全面的に解禁されたことを受けて「金融システムの健全化が確認された今、金融政策の正常化に向けた第一歩を踏み出すことが重要だ」と発言し、市場に供給する資金の額を縮小すべきだと初めて提案していました。
これに対し、当時の武藤敏郎副総裁が「量的緩和を実施した背景には金融システム不安だけがあったわけではなく最終目的はデフレ脱却のはずだ」と述べるなど、反対意見が相次ぎ、提案は否決されました。
しかしその次の会合では、エコノミスト出身の水野温氏委員も「金融システムの安定的な状況が確保されている」として量的緩和を縮小する福間委員の提案に賛成し、縮小を支持する考えが広がっていました。
日銀が量的緩和の解除を決めたのはそのおよそ1年後の会合でしたが、10年前の議事録からは、ペイオフの全面解禁がきっかけになって金融緩和からの「出口政策」の議論が本格化したことが分かります。
この議事録は日銀のホームページで閲覧できます。