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TPP閣僚会合 大筋合意に至らず NHKニュース

ハワイで行われているTPPの閣僚会合は1日最終日を迎え、甘利経済再生担当大臣は、日本時間の1日朝早く記者団に対し、「残されている課題は、かなり整理されているが、まだすべて解決している訳ではない。TPP交渉が成就するよう最終局面の困難な交渉を主導していきたい」と述べました。
日本を含む交渉参加12か国は、1日朝全体会合を開きましたが、およそ1時間で中断しました。
これを受けて各国は、2国間の協議を行ったあと、午前9時すぎから全体会合を再開し、およそ1時間にわたって交渉を行いました。
しかし、バイオ医薬品の開発データの保護期間や、乳製品の関税の取り扱いなどで意見の隔たりが埋められなかったものとみられ、各国は、交渉を継続することを確認し、目標としていた大筋合意には至りませんでした。
議長国のアメリカ政府は、日本時間の午前11時から閣僚の共同記者会見を行うと発表しており、この中で、各国は、今後の交渉の進め方などについても考え方を示すものとみられます。

TPP大筋合意至らず 米通商代表「交渉継続」 NHKニュース

この中で、フロマン通商代表は、今回の会合について、「TPP=環太平洋パートナーシップ協定の妥結に向けた道筋をつけるために、なお残されている限定的な数の未解決の問題について協議を続ける」と述べ、目標としていた大筋合意には至らなかったことを明らかにしました。
一方、フロマン通商代表は、「一週間余りに及んだ一連の交渉の結果、重要な進展があった。われわれは交渉の最終局面で合意が手に届くところまで来たと、かつてないほど自信を持っている」と述べ、会合の成果を強調しました。
そのうえで、フロマン通商代表は、今後の交渉の進め方について、「われわれは緊密に連携を取ることで、この会合でもたらされた機運を維持していく。交渉官らは、着地点を見いだすため集中的な作業を続ける」と述べ、交渉妥結を目指し、引き続き交渉を続けていく考えを示しました。
ただ、フロマン通商代表は、次の閣僚会合などの日程については、現時点では決まっていないと述べるにとどめました。
また、甘利経済再生担当大臣は、「もう少しで着地をすると思う。自動車に限らず、物、資本、人と情報がTPP圏内を自由に行き来する1つの大きな経済圏を作り上げるのが目標だ。それに向かって、大きく前進をしている。おそらく、もう一度、会合が開かれれば、すべてが決着するだろうと思う」と述べました。