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日銀内部で出口について各種シミュレーション=岩田副総裁 | Reuters

日銀の岩田規久男副総裁は4日午前の参院財政金融委員会に出席し、量的・金融緩和(QQE)政策からの出口について日銀内部では各種シミュレーションをしていると述べた。


このほか米国の要請で金融緩和を行っている事実はないと否定。物価目標を達成できず説明が難しい場合に辞任も辞さない姿勢を改めて強調した。民主党風間直樹委員への答弁。


岩田副総裁は、QQEのリスクについて問われ、「買い入れたETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)の時価が簿価を下回る場合、出口で金利水準を上げていく際、保有国債の利回りが超過準備に対する付利金利を下回って逆ザヤになる場合」を挙げた。


出口について言及するのは「時期尚早」としつつ、日銀内では「各種のシミュレーションを行っている」と明言。「市場が過剰反応する可能性があり、市場とのコミュニケーションが大事」「市場の安定を配慮しながら実施する」と述べた。


<米国から緩和要請の事実はない>


米利上げ後の為替動向について、「市場が織り込んでいれば円安にならない」が、「絶対(水準が)変わらないわけでない」と答弁した。為替は「経済の基礎的条件を反映して安定して推移するのが望ましい」「為替は市場で決まるのがG7、G20の共通認識」と述べた。


安倍晋三政権が米国の軍事・金融政策を肩代わりしているとの見方について「米当局から金融政策で要請があった事実はない」と否定した。


2%の物価目標について「(達成時期が)少し遅れているが、目標達成が自分の責務」と強調。2%目標が未達に終わった場合には「説明責任が取れない場合の最終的な形は辞任」との従来からの方針を繰り返した。


#アベノミクス #リフレ