伊勢神宮の地元業者 式年遷宮“特需”で所得隠し NHKニュース
所得隠しを指摘されたのは、三重県伊勢市の伊勢神宮の周辺にある飲食業者のほか、鳥羽市内のホテルや民宿など合わせて32の業者です。
これらの業者は、おととし伊勢神宮で行われた20年に一度の式年遷宮の影響で売り上げを伸ばしましたが、関係者によりますと売り上げ伝票を破棄するなどして、名古屋国税局からおととしまでの7年間に、所得税と法人税合わせて2億円余りの所得隠しを指摘されたということです。
このほか、経理ミスなども含めて指摘された申告漏れは、合わせておよそ2億8000万円となり、追徴税額は重加算税を含めおよそ5000万円に上ったということです。
およそ1000万円の所得隠しを指摘された伊勢市内の飲食業者は、「式年遷宮で売り上げが増えたのは事実で、店舗の改装費などに充てた。故意に隠したつもりはなく指摘を受けて納税した」とコメントしています。
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