２６日のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの設備投資に関する指標が市場の予想よりよかったことや、これまで大きく値下がりした株式を中心に買い戻す動きが強まり、ダウ平均株価は取り引き開始直後に４００ドル以上値上がりしました。
その後、１２０ドル程度まで上げ幅を縮小する場面もありましたが、終盤にかけて再び買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は結局、前日より６１９ドル７セント高い１万６２８５ドル５１セントで取り引きを終えました。
ダウ平均株価は、前日まで６営業日続けて下落し、１８００ドル以上値下がりしましたが、株価の急落にようやく歯止めがかかった形です。
市場関係者は「アメリカ経済自体は堅調で、このところの株価の下落は明らかに行きすぎだと多くの投資家が見ていたため、経済指標の改善をきっかけに買い戻す動きが強まった。ただ、最大の関心事である中国経済の先行きへの懸念は依然として根強く、今後も不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
