世界経済の弱含み、新興国減速で来年も継続へ=IMF専務理事 | Reuters
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、新興国の継続的な経済減速により、今年の世界経済は成長が鈍化し、2016年もわずかな回復にとどまるとの見方を示した。
専務理事は具体的な数値には言及しなかったが、発言は来月公表するIMFの世界経済見通しが前回7月から下方修正されることを示唆している。
中国は投資主導型経済からのリバランスを引き続き進める必要があるとしたが、同時に「需要と金融安定」を守るため配慮が必要と述べた。
ユーロ圏、日本の成長率は持ち直しており、米英の成長は引き続き堅調と指摘。一方で、「新興国経済は5年連続で成長が鈍る公算が大きい」とし、商品(コモディティ)価格の低迷長期化により大きな打撃を受ける恐れがあるとした。
その上で「今年の世界経済の成長は昨年を下回り、2016年も緩やかな加速にとどまる見込みだ」と語った。
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