この中で、古賀誠氏は自民党の現状について、「安全保障関連法で、集団的自衛権を認めるか、認めないかについて、2日や3日で党内に問うこと自体、おかしな政党になってきている」と述べ、集団的自衛権の行使容認などを巡る党内論議が不十分だと批判しました。そのうえで古賀氏は、「自民党の『1強多弱』が広がっているが、1党支配には独裁政治に変わる怖さが潜んでいる。独裁政治は太平洋戦争のような大きな事件を起こしたが、安全保障法制の議論を見て、いつか来た道に帰るのではないかと思った」と述べました。
また古賀氏は、みずからが名誉会長を務める岸田派の岸田外務大臣と林前農林水産大臣について、「権力は待っていて来るものではなく、奪わないといけない。そういう気迫と気概は常に持たないといけない」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指すよう促しました。